リトアニアの首都ビリニュスで開かれている、國連教育科學文化機関(ユネスコ)の第30回世界遺産委員會で13日、中國?河南省安陽市の遺跡「殷墟」が「世界遺産リスト」に登録されることが決まった。中國で33番目の世界遺産となる。
殷墟は安陽市の小屯村一帯に位置する。商(「殷」とも、前1600~前1046年)後期の都の跡で、約3300年前のものと推定される。當時の中國は奴隷社會の時代だった。殷墟が商の都だったことは、中國の歴史文獻や甲骨文などの発掘品からも裏付けられており、文獻?考古資料により都の跡と確認された遺跡としては、中國でも最も古い。
寫真(1):殷墟の宮殿跡
寫真(2):殷墟から出土した、甲骨文の刻まれた亀甲
「人民網日本語版」2006年7月14日