浙江省寧波で生産された吉利ブランドの自動車1500臺がこのほど、キューバに向けて寧波から輸送された。ラテンアメリカ市場への中國ブランドの進出が本格的に始まった。「新華網(wǎng)」が伝えた。

　輸出を拡大して國際市場のシェアを得ることは、吉利汽車がここ數(shù)年取ってきた重要な発展戦略の一つだ。吉利汽車は現(xiàn)在、代理商數(shù)十社と販売店百社余りを海外に持っており、西アジア?北アフリカ?中南米?東南アジア?ロシア?ウクライナなどの新興市場への輸出を行っている。今回キューバに送られた1500臺は、國際的な入札募集を通じて調(diào)達された政府公用車だ。

　浙江省を拠點とする吉利汽車の安聡慧?総経理によると、同社はここ數(shù)年、企業(yè)の競爭力の核心をコスト面での優(yōu)勢から技術面での優(yōu)勢へと移してきた。自主開発を強め、先端技術を不斷に追求することを通じて、例えば、同社の開発したエンジン「CVVT-JL4G18」は世界の先進レベルに達し、國內(nèi)を引っ張るポジションに立ち、國內(nèi)の空白を埋める形となった。同社開発の自動変速機は、國內(nèi)自動車の変速機産業(yè)化応用の空白を埋め、世界の先端レベルとの格差を徐々に縮めた。パンク時の制御システム「BMBS」はデトロイトのモーターショーで技術大賞に輝いた。

　世界の自動車市場が低迷する中、吉利汽車は、車種のすばやいグレードアップを通じて、大きな発展のチャンスをつかんでいる。今年1月から5月までの自動車販売臺數(shù)は昨年同期を30％上回った。さらに今年5月以降は、海外からの注文を増やし始めている。

　「人民網(wǎng)日本語版」2009年6月22日