関係部門の鑑定により、中國の內蒙古自治區ホルチン草原で開発、栽培されている約80種の漢方薬材は、品質や薬効が野生品種より優れていることが分かった。
中國薬材集団公司の専門家は15日に行われた「內蒙古ウランホト市科學栽培漢方薬材シンポジウム」で、內蒙古自治區の東部にあるホルチン草原では742種の野生の漢方薬材が繁殖しており、地元のウランホト市政府はこの優位な點を利用して漢方薬材の栽培基地を作り、技術を導入して防風、桔梗、黃芩、甘草、知母、蒼術、紅花、遠志、黃柏、五味子など80種余りのよく用いられる薬材を栽培していると紹介した。そしてこの栽培は経済効果を生み、地元の農村、特に少數民族が住む地域の経済発展を促進したという。
北京中醫薬大學の漢方薬學院と內蒙古日出東方薬業有限公司は、漢方薬材栽培の産業の発展と技術を維持するために協力の契約を結び、今後は教師と學生を派遣して栽培基地で焦點を定めた科學実験を行う。中華民族団結進歩協會醫薬衛生発展委員會はこれを「北方漢方薬材モデル基地」と名付けた。
シンポジウムでは、國家民族事務委員會、內蒙古中蒙醫薬局、北京中醫薬大學漢方薬學院、北京大學薬學院、中國薬材集団公司の約100人の専門家が、漢方薬材の品質保証や臨床応用などについて検討し、薬剤品質の認証を実施し、標準栽培に政策的なサポートの提案を行った。
「チャイナネット」2009年12月18日 |