これについて、3つの點から解説できる。第一に、米國と日本の2年物國債の利回りの差が、歴史的に最も低いレベルに近づいている。この差は、3年間にわたり、円?ドルレートの流れを予言してきた。第2に、ポートフォリオ資本が絶えず日本に流入している。モルガン?スタンレーのデータを見ると、今年1月-4月、株式市場への資金流入速度は1996年以來の最速レベルに達している。第3に、ユーロ地域もしくは米國の狀況に恐怖を覚えた投資者たちがユーロやドルを売った後、日本円を買っている。
ところで、「ミセス?ワタナベ(日本の一般主婦投資家を指す)」たちの行動はどうか。個々の投資者は、価格が上がれば売るだけだ。例えば、JPモルガンによると、円売り?豪ドル買いのアカウントが07年1月以來の最高水準に達しているという。今年下半期、日本円の下落を願っているのは、日本の輸出企業だけではない。
「人民網日本語版」2010年7月9日