米紙ウォール?ストリート?ジャーナル(電子版)は7月21日、中國は世界の鉱業(yè)資産の強(qiáng)力な買い手になり、數(shù)年前までは大型買収で大きな挫折を経験したが、最近ではさまざまな中國企業(yè)が複雑な買収案件を次々に成功させていると報(bào)じた。
米調(diào)査會(huì)社ディーロジックによると、昨年、中國大陸及び香港の企業(yè)が関與した海外での鉱業(yè)資産買収?投資は130億ドル、2005年の100倍であった。
中國企業(yè)は今年も昨年と同じペースでM&Aを行っている。山東鋼鉄集団は先ごろ、アフリカン?ミネラルズのシエラレオネ鉄鉱石プロジェクトに15億ドル出資することを発表。これにより、中國企業(yè)が年初からこれまでに発表した買収?投資案件は76件となり、総額は83億ドルにのぼる。
米ヘリテージ財(cái)団のデレク?シザーズ研究員は、金屬及び鉱物資源に対する熱狂的な需要により、2014年には中國の対外投資は1000億ドルを超えると予測(cè)する。
中國は、世界の多くの國が金融危機(jī)で深刻な打撃を受けている間に、鉄鉱石、ニッケル、モリブデン及びその他鉱物資源の生産企業(yè)の買収を成功させている。ディーロジックによると、09年の國際的な鉱業(yè)関連のM&A案件総額のうち、中國は3分の1を占め、07年の7.4%、04年の1%未満を大きく上回った。
中國の鉱業(yè)業(yè)界の重要な投資先はオーストラリアである。コンサルティング會(huì)社のプライスウォーターハウスクーパース(PwC)によると、オーストラリアの昨年の鉱業(yè)関連の買収?投資案件のうち、中國企業(yè)が関與したものは40%を占めた。中國にとって新しい市場(chǎng)であるカナダで中國企業(yè)が関與した買収?投資案件は約25%であった。
これまで、海外の石油や鉱物資産の中國の買い手は大手國有企業(yè)が多く、彼らは直接買収を好んだため、反発を受けていた。しかし最近は潛在投資家の範(fàn)囲が広がり、民間企業(yè)から香港の投資家、さらには政府系ファンドの中國投資有限責(zé)任公司まで、幅広い。中國の取引追跡調(diào)査機(jī)関によれば、これらの投資家は経験豊富で知識(shí)も広いうえ、數(shù)年前より柔軟性があり、合弁會(huì)社や少數(shù)株式の取得といった手法を駆使して投資を行っている。
中國政府はこうしたM&A活動(dòng)を公に推進(jìn)してはいないが、買収?投資件數(shù)はここ數(shù)年で爆発的に増えており、買い手の多くは國有企業(yè)であることから、政府はこれを十分に重視しているとみられる。
PwCの世界鉱業(yè)擔(dān)當(dāng)責(zé)任者、ティム?ゴールドスミス氏(オーストラリア在勤)は、「中國の大規(guī)模な買収によって、多くの鉱物資源の世界的な供給が増加する可能性がある。中國の需要が旺盛さを維持し、インドなどの需要も急速に伸びれば、供給の増加により大口商品の価格上昇を緩和できるかもしれない」と指摘する。
中國勢(shì)が買収した企業(yè)のなかには、その所有する鉱山が開発あるいは探査の初期段階にあるものもある。このような買収はリスクが大きいが、高リターンも望める。
2001年に北京で投資銀行?貝祥投資集団を立ち上げた元駐中國カナダ大使のBalloch氏は、「最近、中國人はより創(chuàng)造的な投資を行うようになり、ハイリスクを請(qǐng)け負(fù)うのを嫌がらなくなった」と語る。
このため、増加傾向にある中國の潛在投資家はトロントやバンクーバーに進(jìn)出し、世界の鉱業(yè)探査に対する投資活動(dòng)の多くがこの二つの地で行われているのである。
Goodmans LLPの鉱業(yè)専門のデビッド?ラドフォード弁護(hù)士(バンクーバー在勤)は、「中國はまるで誰かが數(shù)年前にスイッチを切り替えたかのようだ。以前はカナダの資源大手にまったく興味がなかったのに、突然、多額の投資に乗り出している」と話す。ラドフォード氏によると、鉱業(yè)関連の顧客の約80%が投資先を探している中國の投資家。3年前は3分の1以下であったという。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2010年7月26日