中國対外投資協力商談會の記者會見によると、対外直接投資額の世界ランキングで中國は2008年の12位から、今年は6位に躍進したという。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
今年上半期、中國は115カ國?地域で1841の海外企業に投資した。直接投資額は178億4千萬ドルに達し、前年同期比43.9%増加した。主な投資分野はエネルギー産業、原材料産業、製造業など。中國産業海外発展?計畫協會の范春永常務副會長によると、中國は資本輸出大國になりつつある。対外直接投資により対象産業が全面的に進展し、それ以外の業界や産業にも影響が及んでいる。投資対象は世界の約180カ國?地域に及び、カバー率は80%に上る。
中國の対外直接投資はこれまで80%がアジア、カナダ、オーストラリアに集中してきたが、こうした局面はすでにうち破られている。今年1-6月、中國の対米直接投資額は前年同期の4.6倍に増加して6億500萬ドルに上った。対東南アジア諸國連合(ASEAN)投資は12億2100萬ドルで同125.7%増加した。対歐州連合(EU)投資は4億600萬ドル(同107.2%増)だった。だが范常務副會長は「中國は対外直接投資の強國にはほど遠い?,F在、海外直接投資の多くがまだ不安定で利益の上がらない狀態にある」と注意を促す。
「人民網日本語版」2010年8月26日