中國の輸出企業に行った調査で、輸出企業の6割以上が、人民元の対ドル相場が2%以上引き上げられると輸出にマイナス影響が出ると答えたことがわかった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
今回の調査は、企業間取引に関する雑誌を発行している米グローバル?ソーシズ社が輸出企業239社を対象に行ったもので、電気通信製品や家庭用品、トレンドファッション、アパレルなど様々な業界が対象となっている。うち、半數以上は広東省、24%は浙江省、14%は福建省の企業。
調査では、60%の企業が為替相場が変動すれば受注が落ち込むと懸念を示し、そのうち8%は人民元の切り上げによって業務に深刻な影響が出るとした。その一方で、22%の企業は特に影響はないと答えた。