4月15日午後開かれた「包容的発展」をテーマとしたセッションにおいて、ボアオアジアフォーラム理事長の日本福田康夫元首相は、包容的発展を?qū)g現(xiàn)するためには、國と個人の幸福度、環(huán)境保護、貧困の根絶に関する問題がカギになるとの見方を示した。
福田康夫氏はまず、日本で発生した原発事故と放射性物質(zhì)漏れに関する謝罪の意と、中國など世界各國の日本に対する援助について感謝の意を示した。
福田康夫氏は、包容的発展を?qū)g現(xiàn)するためには、まず國家と個人の幸福度を向上させなければならないと述べた。國家の幸福度というのは、基本教育?法律制度への重視、人権意識の向上、発展と環(huán)境への配慮、女性地位の向上、持続可能な発展の実現(xiàn)などが関連し、個人の幸福度には、教育、健康、人間関係、特に信頼関係、収入格差の縮小などが関わってくる。
地球の資源問題は國際社會が直面する大きな課題である。福田康夫氏は、包容的発展を?qū)g現(xiàn)する第二のポイントとして、世界各國が智恵を出しあい、國と國の格差縮小に努め、省エネ?新エネルギーの開発に関して協(xié)力することが重要であるとした。
貧困を根絶することも包括的発展を?qū)g現(xiàn)する上で重要なことである。福田康夫氏は、多くの発展途上國が直面する貧困、伝染病、教育機會の喪失、環(huán)境破壊、武裝衝突など一連の問題の解決に注力することを各國に呼び掛け、2015年までに貧困と飢餓を根絶し、初等教育を普及させ、健康情況を改善する等といった國連が定めた初期目標の達成に積極的に努めて初めて、調(diào)和のとれた持続可能な発展が実現(xiàn)できると強調(diào)した。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」 2011年4月15日