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中國は世界経済における発言権を高めるべき

中國は世界経済における発言権を高めるべき。 IMFのストロスカーン専務理事が嫌疑的侵犯により辭任に追い込まれたことで、後任爭いが激化している。これは、主要先進國と新興経済國の間の「世界経済統治権」爭いとも見ることができる。しかし、新興経済國がどのようにして「指導者」への華麗な変身をとげるのかを考えるとき…

タグ: 中國経済

発信時間: 2011-06-01 16:42:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

この目標はどのように達成すればよいのだろうか。この問題を展望するとき、アメリカの事例がいい參考になる。経済成長いちじるしい時期、アメリカは輸出商品によって貿易大國の地位を確立した。また第二次大戦後アメリカ経済がさらに実力を増すと、今度は貿易輸入超過によって世界に流動性を與え始めた。今でもアメリカは輸入超過國である。輸入超過によって、他國経済の対アメリカ輸出への依存率が高められると同時に、それらの國々に米ドル備蓄を生み出すことにもなり、結果として全世界的な「米ドル化」傾向が進んだ。また、アメリカの巨額の輸入超過は、貿易戦爭をけしかけたり、サービス貿易を拡大したり、グローバル化の利益を求めたりする際の強力な武器ともなっている。つまり巨額の輸入超過を長年続けることで、アメリカは経済の覇権的地位をさらに強固なものとしたのである。

中國もいくつかの面でアメリカと酷似している。まず中國はすでに、アメリカのように世界の商品を貯めておける「貯水池」の役割を果たせる能力を備えている。このことは國際経済規則の制定権を得るのに有利に働くだろう。しかし一方で、アメリカのように輸入超過を続けることで世界経済に流動性を與えるという手法は中國には難しい。現在中國は甚だしい輸出超過の狀態にあるからである。將來世界経済に流動性を與えたいと思うならば、投資と輸出促進を主とする経済成長方式を、消費を主とするものに速やかに転換させることが必須となる。特に、國際的な収支を平衡狀態に持っていくことが重要である。

このように見てみると、中國はいまだ自國狀況を改善する余地があるものの、経済成長や國際貿易などの面では世界経済に充分な貢獻をしており、現今の経済総量や將來的な経済成長を考えあわせれば、國際規則の制定と世界経済の統治により積極的に參與する実力と優位性を兼ね備えていると言える。世界経済統治の役割と地位を高める責任たるや、歴史的使命を見なしてもいいほどである。世界経済統治の枠組みに対する改革の過程でいかに「被指導者」から「指導者」へと変身していくかが今後の課題であろう。(ソース:5月27日毎日経済新聞)

「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月1日

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