7月6日、國務院発展研究センター、中國自動車工程學會及び大衆自動車集団(中國)(フォルクスワーゲン中國)が共同編集した『2011年中國自動車産業発展報告』が正式に公表された。國務院発展研究センターの副主任劉世錦氏によると、中國の自動車産業には依然として大きな成長の余地があり、堅く見ても自動車販売臺數はピーク時5000萬臺に達すと予測されるという。
劉世錦氏によると、中國の自動車販売臺數は2000年の200萬臺から昨年の1800萬臺まで伸び、現在では世界自動車販売數の23.5%を占めるようになっている。國産自主ブランドはゼロから始まったが、現在では乗用車販売數の40%を占めるまでに成長、伸びしろはまだ大きい。また、今年上半期自動車市場の成長率に鈍化傾向が見られ、2009年の50%、2010年の30%という高速成長には達しないものの今年も10%の成長率が見込まれている。その他のほとんど産業に比べ伸びており、また高速成長の後、成長が鈍化するのは一般的で自動車市場が徐々に理性的になりつつあることを意味している。