中國國家発展改革委員會の関係者は14日、國務院がこのほど発行した「第12次五カ年計畫の省エネ?排出削減の総合的業務プラン」に関する説明を行い、第12次五カ年計畫期間中の省エネ?排出削減目標として、2015年までに、中國のGDP1萬元當たりのエネルギー消費を標準炭換算で0.869トンまで削減し、2010年(1.034トン)比で16%減とし、標準炭6億7000萬トン分の節約を実現することなどを明らかにした。中國新聞社が報じた。
同プランは第12次五カ年計畫の省エネ?排出削減業務について、12の面に渡る50項の政策措置を提起している。
排出削減について同プランは、「全國の化學的酸素要求量を2015年までに2347萬6000トン以內(2010年の2551萬7000トンから8%減)、二酸化硫黃の排出量を2015年までに2086萬4000トン以內(2010年の2267萬8000トンから8%減)に抑制する。また全國のアンモニア態窒素の排出量を238萬トン以內(2010年の264萬4000トンから10%減)、窒素酸化物の排出量を2046萬2000トン以內(2010年の2273萬6000トンから10%減)に抑制する」と定めた。
同氏は、「本プランは価格?財政?稅収?金融の面から、省エネ?排出削減につながる経済政策を提示した」と語った。これには、資源性製品価格の改革の強化、電力消費基準を満たさない企業を対象とする「懲罰性電気料金」の実施、環境稅改革および環境汚染責任保険等の措置の推進が含まれる。
第11次五カ年計畫期間、中國のGDPを基準とするエネルギー消費は19.1%減、二酸化硫黃の排出量は14.29%減、化學的酸素要求量の排出量は12.45%減となり、第11次五カ年計畫の強制的目標を達成した。
「人民網日本語版」2011年9月16日