中國國家エネルギー局は6月20日、『民間資本のエネルギー分野投資のさらなる拡大の奨勵 指導に関する実施意見(以下、『実施意見』)』を発表し、川上産業の資源の調査 採掘、川中産業の技術設備の研究開発 製造、川下産業のエネルギーインフラプロジェクトおよび発電所建設 運営などのエネルギー業産業チェーンのほぼ全ての工程での、民営企業の資本參入を奨勵するとした。注目したいのは、送電網の建設に対する『実施意見』での取り上げが少なかったことだ。特に現在、多くの業種が注目している將來の電力體制の改革が民営企業にもたらす発展チャンスについて、多くの言及はなかった。21日付中國証券報が伝えた。
『実施意見』は、エネルギー振興分野は民間資本の參入を全面的に開放することを明確にし、さらには將來的にシェールガス、コールベッドメタンなどの市場での価格決定を実施することを提起した。アナリストは、これは『実施意見』の最大の目玉であり、政策の積極的な開放の姿勢を示しているとの見方を示した。
また、中國科學技術部の公式サイトは20日、『科學技術イノベーション分野への民間資本參入の奨勵 指導に関する科技部の意見』を発表した。『意見』では、より多くの民間企業が國家科學技術計畫に參加することを奨勵、民間資本が科學技術イノベーション分野へ參入するルートを拡大、民間資本の科學技術創業 投資を誘導し、條件に適合する民営科學技術企業の上場を支援することを提起している。また、政策を徹底して実施するために、民営企業のイノベーション 創業の発展によりプラスとなる環境の構築を進めるとした。
(新華網日本語)2011年6月24日