これまでの中國は一次産品や安価な輸出製品で成長してきた。しかし現在狀況は大きく変化している。そしてその新しい中國経済をリードするのはベンチャー企業、新興企業であり、かつての不動産業や國有企業ではない。 中國の10%成長の時代は終わったが、これは製造するものが、いわば玩具からスマホに変わったためだ。構造転換の時代にあっては、成長率は低下するが、新たな利益創造力は急速に高まる。成熟に向かっているともいえる。これまでの世界ブランドであったシスコやアップルも経済が急速に発展するアジアでは新しい競爭を強いられることになる。
中國の企業は食器やテレビ、電気通信の分野ですでに海外の同業メーカーに脅威を與えてる。またコンピュータ、工業設備、自動車部品、醫療設備などの分野でも、この10年足らずの間に強力なライバルとして名乗りを挙げている。 中國経済に詳しい香港の高風コンサルタントの謝CEOは「中國経済を革新するのはインターネット関係の新興企業である。彼らは真似ではない新たな“創造”を志している。WhatsAppのような新しいアプリを開発するのは、アメリカではなく中國であろう」と語った。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2015年5月20日