中國?ドイツスマート製造企業家大會が江蘇省南京市で先ごろ開かれ、中國とドイツの政府、企業、商業貿易協會などの関係者が「中國?ドイツ工業界の高度協力を推進する取り組み」をテーマに議論を行った。
中國工業情報化部(工信部)の辛國斌副部長は、中國とドイツの産業に類似性と補完性があり、ハイエンド裝備製造や省エネルギー?環境保護、新エネルギ、中小企業発展をめぐる雙方協力の潛在力は非常に大きいとの見方を示した。「中國とドイツ両國が中國?ドイツ規格統一委員會の枠組みのもと『インダストリー4.0』の規格化をテーマに議論を行っており、華為(ファーウェイ)を代表とする中國の情報通信大手企業は歐州で積極的にスマート生産のソリューション開発に関與している。同時に、シーメンス、ボッシュ?レックスロス、KUKAロボティクスなど『インダストリー4.0』を進めるドイツ企業も中國で市場開拓に注力し、中國顧客のニーズに応じ、スマート生産の関連技術、製品、ソリューションを普及させている」と説明した。
ドイツの企業代表は中國の技術と制度のアドバンテージを高く評価している。CeBIT(セビット)情報通信展示會の責任者を務めるオリバー?フレイザー氏は、ドイツが機械製造、工業オートメーションなどの分野で世界トップ水準にあるものの、情報技術が弱いため、世界最大の情報製品生産拠點で成長が最も速い消費、応用市場となる中國の情報技術を深く學ぶ必要があると指摘。「ドイツの『インダストリー4.0プラットフォーム』が初めて示した『インダストリー4.0マップ』はドイツ各地の200余りに上る『インダストリー4.0』応用事例と中小企業による応用研究開発の試験地を紹介している。中國の制度は、大規模事業に集中的に力を注ぐことが可能で、スマート製造プラットフォーム建設を強化し、産業界、企業、科學研究所など各方面の広範な関與につながる」と述べた。