中國共産黨中央委員會総書記と中央軍事委員會（中央軍委）主席を兼任する習近平國家主席は12日午後、第12期全國人民代表大會第5回會議解放軍代表団全體會議に出席した際、経済?社會発展と科學技術進歩のしっかりした土壌を基盤に軍民融合成長戦略を進め、軍民融合イノベーション體系の確立を急ぐ方針を強調した。

習近平國家主席は、中國共産黨第18回全國代表大會（十八大）の開催以降、黨中央と中央軍委の主導により全軍が軍強化の目標実現に向けて考え方を統一し、任務を遂行することで、國防と軍隊の改革において歴史的なブレークスルーを実現したと話した。

また、科學技術の進歩が人類の生産?生活様式を大きく変え、世界的な軍事の発展動向にも影響を及ぼしたと強調。科學技術の急速な発展に伴い、國家戦略の競爭力、社會の生産力、軍隊の戦闘力の関係は次第に緊密になり、國防経済と社會経済、軍用技術と民用技術の融合度もますます深くなったと指摘した。中國人が緊迫感を強くし、大きな決意と強さをもって科學技術のイノベーションと進歩を促進する必要があるとしている。

習近平國家主席は、科學技術による軍振興について、國家戦略と合わせて計畫を練り、國家戦略との連動を強化する必要があると話した。黨中央委員會がすでに、國家イノベーション主導成長戦略や軍民融合発展戦略を深く実施することに対して戦略的な意志決定を下し、一連の計畫を策定することで、科學技術による軍振興の推進に重要なガイダンスを提供していると説明。軍隊建設発展の「第13次5カ年計畫（十三五、2016－2020年）」と合わせ、目標や方式、重要ポイント、突破口を定め、実踐と體系的論証を行い、先進的な理念、方法、手段を用いて専門シンクタンクの機能を発揮させ、戦略計畫レベルを引き上げる方針を示した。