「CEPAは中國という國家主體と、その獨立関稅地域である香港との間で結ばれた自由貿易協定だ。中國にとっては、WTOが審議した自由貿易協定に対外的に最も早く署名し、全面実施に移したもので、現時點で中國が外資と締結した中では最も開放的な自由貿易協定だ。CEPAを通じて、中國本土は香港に対して貨物貿易の自由化を全面的に実現するとともに、サービス貿易の自由化も基本的に実現している。また、貿易投資の利便性向上の面では豊富な実務協力を展開した」と高燕?副部長は語る。
また、第13次五カ年計畫の中の「中國本土の香港に対する開放を加速し、CEPAの高度化を進める」という取り決めに基づき、中國と香港は6月28日、CEPAの「投資協議」と「経済技術協力協議」を結んだ。この2つの協議はCEPA高度化の重要な部分となる。
高燕?副部長は、「香港と中國本土の運命は緊密に繋がっており、中國の改革開放はすでに新たな歴史のステップを踏み出した。香港も新たな発展のチャンスを迎えており、國家の発展の流れのなかで、引き続き重要な役割を発揮することになる。この2つの協議は中國本土と香港が『一國二制度』の枠組みの下でWTOの特別な取り決めに基づき結んだものだ。第13次五カ年計畫の具體的行動の実施と、香港の『一帯一路』建設への參畫を支持するもので、香港の中國復帰20年周年の節目を記念する中國と香港の経済貿易協力の新たな一里塚だ。また、中國政府の香港に対する経済発展と長期繁栄?安定への支持を具現化したものでもある」と述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2017年6月30日