UBS銀行はこのほど「アジアのイノベーションの波は世界の新たな秩序を創(chuàng)造するか」と題した研究リポートを発表した。リポートは、中國のここ5年のイノベーションの成果を高く評価し、中國が世界のイノベーション大國になるとの見通しを示した。
教育分野では、中國は近年急速な発展を遂げている。中國では毎年280萬人の理工系大學(xué)院生が卒業(yè)しているが、その數(shù)は米國の5倍に上る。2015年の理工系大學(xué)院生は2005年の5倍だ。英大學(xué)評価機(jī)関QS社の世界大學(xué)ランキングによると、中國の上位3大學(xué)の平均ポイントはドイツを上回っている。中國の大學(xué)は學(xué)術(shù)成果の面で米國との差を徐々に縮めているうえ、歐州諸國に対する優(yōu)位性は高まりつつある。このため、中國の教育分野でのランキングは5年前より順位を5つ上げた。
研究開発投資と資金調(diào)達(dá)分野で、中國はすでに驚異的なスピードで他國に追いつき追い越しているという。中國の研究開発投資の対GDP比はすでに英國を上回った。また、中國政府は第13次五カ年計(jì)畫で、2020年までに研究開発投資対GDP比を2.5%にするとの目標(biāo)を明示した。このため、UBS銀行は「中國の研究開発投資規(guī)模は2019年に米國を上回る可能性が極めて高い」と予測する。