中車長春軌道客車股フン有限公司(フンはにんべんに分)が開発製造した米國?2の地下鉄オレンジライン用の車両が今週ラインオフし、12月末にも米國に到著する予定だ。これにより、米國市場に初めて中國が製造した鉄道交通車両が進出することになる。新華社が伝えた。
米國における地下鉄の歴史は長く、多くの都市で地下鉄の世代交代に対するニーズがある。品質と効率、革新的なプランなどの面でいずれも優位性を誇る中國は、さらにスピーディに、米國のニーズをより満足させることで、両國のウィンウィンを追求する局面を生み出している。
今回のボストンのためにオーダーされた地下鉄車両は完全に獨自の知的財産権を持ち、中國國內で初めて米國の標準に基づき生産された地下鉄車両となる。米國は世界も認める鉄道交通のハイエンド市場であり、その技術、ローカル化、法律といった各方面における要求が非常に高い。米國のために車両を製造することは、中國の鉄道交通における製造能力が、このさらに難関なテストをクリアできる能力を備えていることを証明するものであり、その実力が十分に認められたことを証明している。
中國鉄道交通はここ數年、新勢力として目覚ましい成長を遂げており、歐州や米國、日本などの多國籍企業が獨占してきた世界のハイエンド市場に進出し始めている。中國工程院の丁栄軍院士は、「中國は世界の先進的な鉄道交通裝備のほとんどすべてのコア技術を有しており、しかも高速鉄道建設の平均コストは外國企業のわずか約半分でありながら、その施工効率は2倍以上となっている。そのため、ボストンにおける最初の発注を手にした後、中國が米國や歐州といったハイエンド市場で今後も引き続き発注を手にすることができるだろうと見込まれている」とした。(編集TG)
「人民網日本語版」2017年10月22日