中國商務部條約法律司の責任者は3日、歐州連合（EU）が中國の技術移転慣行を世界貿易機関（WTO）に提訴すると発表したことについて、遺憾の意を表明した。中國側はWTOの紛爭解決手続きに則って、適切な処理を行うとしている。

　EUは今月1日、WTOの紛爭解決制度のもと中國側に協議を申し入れを行い、紛爭解決手続きに入った?！U側は中國政府の技術移転慣行について、「知的所有権の貿易関連の側面に関する協定」（TRIPS協定）などWTOの関連規定に適合しないとして問題視している。

　商務部條約法律司の責任者は、中國側はEU側から提出された協議申し入れ書をすでに受け取っていると明らかにし、次のように述べた。

　「中國政府は一貫して知財権保護を高度に重視し、様々な措置を講じて國內外の知財権を有する権利者の合法的権利を保護してきたが、その成果は誰の目にも明らかだ。知財権の協力に関して、中國とEU雙方は知財権ワーキンググループを設置している。このワーキンググループを通じて、雙方は一貫して意思疎通を図ってきており、様々な分野で大きな成果を挙げてきた」

　「中國網日本語版（チャイナネット）」2018年6月4日