中國電子情報産業発展研究院傘下の賽迪顧問が先ごろ発表した「2018中國都市産業競爭力指數白書」は、全國の直轄市4カ所、地級市294カ所、地區7カ所、自治州30カ所、盟3カ所の規模実力、産業密度、イノベーション能力、グリーン発展、ビジネス環境に対する調査を通じ、全國都市の産業競爭力をランキングし、東強西弱や沿海部リード、都市群延伸などの特徴を明らかにした。北京、上海、深圳、広州、蘇州、天津が2018年産業百強都市の上位となっている。
賽迪顧問會長の孫會峰氏は、沿海都市が地理、資金、産業基盤、ビジネス環境において優位なため、次第に都市経済発展の先駆者になったとの見解を示す。
孫會峰氏によると、規模実力の項目は域內総生産と工業企業利益、産業密度は単位GDP當たり財政収入、地域平均GDP、1人當たりGDP、イノベーション能力は國內上場企業売上高、1人當たり特許取得件數、グリーン発展は緑地面積率と単位GDP當たり廃水排出量、ビジネス環境は新規市場主體數となる。
「百強都市のトップ10はここ3年変わっておらず、その集中度が示された。産業のハイバリュー転換と新興産業の発展をどのように進めるかは、都市の長期的な発展に向けた非常に重要な課題になる。また、都市の産業競爭力をどのように強化するかも継続的に考える必要があり、都市の競爭力をみつけるカギになる」と説明した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2018年11月18日