中國人民銀行(中央銀行)の統(tǒng)計データによると、人民元海外ファンド業(yè)務は規(guī)模が3千億元を超え、「一帯一路」建設に資金支援を行うと同時に、人民元國際化を進め、中國の企業(yè)や製品、サービスの「走出去(海外進出)」に大きな作用を発揮した。
人民元海外ファンドの具體的な業(yè)務形式は、プロジェクト投資を中心に、人民元域外貸出、債権投資、株式投資、クロスボーダー擔保などとなる。人民元のSDR通貨バスケット採用や國際化の進展に伴い、「一帯一路」沿線の人民元投融資需要は持続的に高まっている。國內(nèi)商業(yè)銀行、開発金融機関、政府系金融機関は相次いで、人民元投融資業(yè)務の構想を発表し、一部の機関が先行的に試験を行った。2016年末時點で、上海賽領基金、雲(yún)南雲(yún)盟基金などの人民元國際投融資基金が設立され、比較的大規(guī)模な域外人民元投資を行った。大規(guī)模銀行の一部も「一帯一路」向けの人民元域外特別貸付枠を設けている。
人民元の「一帯一路」投融資と関連業(yè)務の再編を推進するため、2017年5月開催の第1回「一帯一路」國際協(xié)力サミットフォーラムで、金融機関による人民元海外ファンド業(yè)務を奨勵することが発表された。第1回サミットフォーラムの成果を実行するために人民銀行は、人民元海外ファンド業(yè)務の具體的な形式と制度?枠組みを検討?確定すると共に、金融機関11社で先行試験を実施することを決めた。金融機関は自主経営、獨立採算で投資を行い、リスクを負擔しながら収益を得ることができる。