世界の経済成長が鈍化するなか、米國製造業に不振や衰退の兆しが現れれば、市場では景気後退の予兆かもしれないとの懸念が広がる。このほか、中米貿易情勢でにらみ合いが続き進展が無いことも市場マインドに打撃を與えた。専門家は、「米國市場は短期的にもみ合いが続く」とみている。
コラス氏は、「市場では少なくとも今後2カ月はもみ合いが続くのは確実だ。季節要因により、米國市場は今後2カ月でより困難な狀況になる見通しだ。同時に、貿易戦爭が企業の財務內容や景気後退に影を落とすとの懸念が根強く、向こう2カ月は市場の変動が一段と大きくなると予測する。我々は貿易摩擦が和らぐことを希望する」と語る。
このほか、投資家は英國のEU離脫やイタリアの政局不安などの不透明要因にも引き続き注目している。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2019年9月5日