「両會は中國の最も重要な年次政治イベントとして毎年、國際社會の注目を集めている」。在中國セルビア大使のミラン?バチェビッチ氏は『人民日報海外網』の獨占取材に対し、今回の両會および中國とセルビアの両國関係について考えを明らかにした。

　同氏は、今回の両會で中國が設定する今後の発展目標に注目が集まっていると指摘。「人々は、感染癥流行による経済減速を克服するプランを中國が見つけることに期待している」と話した。

　今年の政府活動報告では、前年を1兆元上回る財政赤字額、1兆元に上る感染癥対策特別國債の発行など、感染癥流行がもたらした影響に対処する非常措置が打ち出された。同氏は、中國國民の勤労と努力に加え、中國政府の正確な指導によって、中國が感染癥流行による影響を軽減したスピードは國際社會の想定を上回っていると説明。「私は、中國が他國より早く経済回復を実現する最適なプランを見つけると思う」としている。

　政府活動報告では、通年の経済成長率について具體的な目標が定められていないが、中國経済と社會の発展に目標が無い訳ではない。同氏の見方によると、今年は中國が難題克服や貧困解消に力を注ぐ見通しで、「これは中國経済が正確な軌道を走っていることを意味し、中國は自信の國際的な役割を十分に果たしている」という。

　両國の関係については、セルビアと中國の関係が過去最高のレベルにあるとの見解を示した。中國が防疫対策においてタイミング良くセルビアに援助の手を差し伸べたことは、中國がセルビアの真の友好國であることを証明していると話した。「中國が全力を注いだ防疫対策は、措置の効果が高くプロセスも明確で、我々は中國に感激した」。

　感染癥の流行後、一部の國からは中國に対する非友好的な聲も聞こえるが、同氏は「中國に規制措置を講じる政治活動には前向きな意義が全く無い」としている。

　「中國網日本語版（チャイナネット）」2020年5月27日