厳しい監督管理の衝撃を受け、中國の株式市場は激動の一年を経た。しかし全體的に見ると、中國の大きなビジョンの投資家への魅力に変化はない。一部の海外投資家の自信が揺らいでいるが、中國の政策を米國の政策と比べた場合、中國の資産は再び魅力を手にしている。英紙「フィナンシャル?タイムズ」が伝えた。
米國の金融市場はある程度、中央銀行の流動性によって支えられている。しかしインフレの加速に伴い、流動性は持続不可能になっている。これは成長型の銘柄により暗い影を落とす。それと比べると戦略的な目標を目指す中國は引き続き、ポートフォリオに占める自國の割合を上げる。この目標には成長のエンジンの調整(輸出から內需へ)が含まれ、かつサプライチェーンの獨立性と安全性を強調している。現在の監督管理の圧力は、競爭促進及びシステマチックなリスクの減少が目的と見るべきだ。これは資本を集める上で極めて重要だ。
貿易、資本、貯蓄、外貨準備に用いられる人民元のグローバル化も投資家にとって重要だ。感染癥の流行當初、中國は非常時の金融?財政試験の誘惑に打ち勝った。これは米國とは対照的だ。米國は中央銀行と政府による最大の干渉に乗り出し、金融紀律のすべての原則を覆した。
アジアにおいて、人民元は40年前のドイツマルクの歐州におけるような効果を発揮している。各國の中央銀行は人民元に対する地域通貨の水準と変動性を監督?制御している。この新生のアジア金融集団は米國からの衝撃にある程度抵抗し、かつ地域のビジネス関係をさらに強化する。
新興経済體と投資家は米ドルへの依存度を下げようとしている。全世界の約3割の中央銀行が今後數年內に人民元の割合を上げることを検討している。中國人民銀行(中央銀行)はすでに、上海による人民元の自由な兌換の試行を支持すると発表した。これは投資家に3つの影響を及ぼす。
(一)近い將來、中國の資産(特に現金と國債)が実質収益の主なリスク回避先になる。投資家にとって実際の収益率は最も重要だ。
(二)中國経済の周期のより大きな自主性が、より良い多様な利益を提供し、未來のより大きな成長分野とつながる。中國は革新により製造業バリューチェーン川上に向かっており、半導體、人工知能、量子計算、クリーナープロダクション、ロボットなどの戦略分野にチャンスを提供する。現地の革新駆動形の発展に伴い、より多くの成長型企業がリスク分散を求める投資家にチャンスを提供する。
(三)世界の投資家は人民元を価値を保存する手段、取引の媒介とする可能性がある。米國債の2位の保有國である中國は米ドルを急落させるつもりはないが、この金融関係は將來の貿易及び関稅交渉において中國側に駒をもたらす。中國には「何事も最初が難しい」ということわざがある。投資家は自身の判斷に基づき、自信を持って中國の資産に投資する十分な理由がある。
?中國網日本語版(チャイナネット)?2021年9月19日