10月5日、國家會議展覧センター(上海)周辺で輸入博をテーマにした緑化裝飾。
來月、中國上海市で開催される「第4回中國國際輸入博覧會」の出展者と展示內容がこのほど、明らかになった。イスラエルの「ポータブル式農場」やドイツの生分解性機器、スイスの「二酸化炭素削減サービスシステム」、イタリアの無人フルーツジュース販売車、ウクライナのトランス脂肪酸無添加マーガリンなど、農業や農村の近代化に焦點を當てた新製品やソリューションが出展される。
業界関係者は、今回の展示內容が中國の政府部門や企業、機関、消費者に何らかの啓発をもたらし、中國で進行中の農村振興戦略に役立つとの見方を示した。中國は、2035年までに農業と農村の近代化を概ね実現し、2050年までに農村を全面的に振興する計畫だ。
3年連続で開催されている輸入博は、中國が積極的に市場開放を進める重大な政策を示す場であり、経済のグローバル化を推進するための公共財のような役割を擔っている。これまでの輸入博で、中國市場のほぼ全てが輸入拡大の恩恵に與ってきた。
7月15日、國家會議展覧センター(上海)で開かれた「第4回中國國際輸入博覧會上海企業誘致ロードショー?消費財展示ブース事前需給マッチング會」で、來場者に製品を説明する出展企業のスタッフ(左)。
來月、「第4回中國國際輸入博覧會」が開かれる。過去3回開かれた輸入博では、「展示品が商品になり、出展者が投資家になる」という傾向が明らかだった。食品や農産物分野をはじめ、輸入博がきっかけとなった新規事業の多くが、中國の沿岸部や広大な中西部市場に參入し、徐々に定著してきている。中國の農村が活性化した明るい未來は、経済のグローバル化と融合して、その恩恵を受けるだけでなく、世界により多くの中國の力をもたらすことが期待される。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2021年10月24日