月面のある一部分の表面がどのような形であるのか?この人々の願いが、マウスを軽くクリックするだけで実現可能となった。「『嫦娥1號』月面全體3D立體図自動構築技術」プロジェクトが9日午前、解放軍総裝備部による成果鑑定を通過した。
「嫦娥1號」を利用して撮影?製作した、いつでも閲覧可能な月面全體の3D立體図は、中國月探査2期プロジェクトの際の月面軟著陸器の著陸地を選定したり、月面ロボット活動を計畫したり、さらには月面再現などに技術的サポートを提供することになる。
専門家によると、世界でこれまで公表されてきた月面全體の寫真は、主に2D畫像もしくはレーザー高精度データを利用した3D地形図だった。これらの畫像はデータ源が異なることから、一致した3D月面図を製作することはできず、月面全體の立體風景を映し出すのは不可能だった。
解放軍総裝備部裝備指揮技術學院が自主研究開発したこの3D月面図自動構築技術を利用して完成した月面全體の3D立體図は、多様な方式で、月面全體の任意のエリアを対する、全方位的な観測?測量を可能にしている。(編集HT)
「人民網日本語版」2009年3月10日