中國家電マーケティングリサーチ會社、奧維諮詢(AVC)と工業情報化部はカラーテレビ市場について、第3四半期のまとめと第4四半期および2011年度の見通しを明らかにした。それによると、第3四半期に著実な伸びをみせた市場は第4四半期に入って20%増をキープ、同四半期の販売臺數は1123萬臺に達する見通し。2011年は年間4365萬臺の販売臺數が見込まれている。10日付の「科技日報」が伝えた。
AVCの統計によると、2010年第3四半期の國內カラーテレビの小売販売臺數は900萬臺、うち液晶テレビが757萬臺、PDPテレビが51萬臺、CRTテレビが92萬臺。前3四半期のカラーテレビの販売臺數は2849萬臺で、年間販売臺數(4009萬臺になると予想)の71.06%を占めた。
工業情報化部運行監測協調局の高素梅副局長と中國電子視像業界協會(CVIA)の孫新果秘書長補佐は、カラーテレビ業界の第3四半期を振り返り、スマートテレビの成長が今後見込まれると指摘した。
通信、放送、インターネットのネットワーク融合を図る「三網融合」の試験的政策が落ち著くにともない、よりバラエティに富んだ、エンターテインメント性の高いスマートテレビがカラーテレビ業界にとって新たなチャンスとなるだろう。2010年第3四半期から、三網融合と三畫面融合(テレビ?攜帯電話?パソコンの畫面融合)が一気に推進され、スマート生活は攜帯電話からテレビへと浸透した。カラーテレビ業界をリードする最新商品として今後スマートテレビに注目が集まるだろう。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年11月11日