古代、ユーラシア大陸に共通の文化圏があった時(shí)代の蕓能「伎楽」は今は幻となって、正倉院や法隆寺に仮面を殘すばかりとなっていました。創(chuàng)始者の狂言師野村萬之丞さんは10年間にわたり、アジアをフィールドワークしてその地に殘る蕓能、仮面、舞踴、身體表現(xiàn)を研究し、「真伎楽」をアジアの俳優(yōu)やダンサー、音楽家たちと再生することに努め、これは、これからの日本の、アジアのあり方に繋がると確信して取り組んできたものです。そして2001年に「楽劇真伎楽」は誕生した。
殘念なことに、野村さんは2004年に亡くなった。しかし、野村さんが十年を費(fèi)やして作った「真伎楽」は、いまでは中日両國で好評(píng)を博している。
野村萬之丞とマスクロードプロジェクト
300年の歴史を持つ加賀前田藩お抱えの狂言、野村萬蔵家直系長男として生まれる(1959年)。本名は耕介。祖父六世萬蔵?父初世萬(ともに人間國寶、蕓術(shù)院會(huì)員)の薫陶を3歳から受け、1995年に五世萬之丞を襲名。萬蔵家八代目當(dāng)主となる。重要無形文化財(cái)総合指定。
聖徳太子の時(shí)代の古代蕓能を復(fù)活させた「真伎楽」によって、かつてのシルクロードを逆流していこうという「マスクロードプロジェクト」を立ち上げ、韓國?北朝鮮で公演。2005年には中國公演を目指していた。
1993年「大田楽」の構(gòu)成、演出により蕓術(shù)祭賞、1996年「落語狂言」蕓術(shù)祭優(yōu)秀賞、1997年織部賞、2000年「赤頭巾」「白雪姫」で厚生省児童福祉文化賞、2001年フランス政府より「蕓術(shù)文化勲章シュバリエ」を受章。著書に「マスクロード」「いい加減よい加減」がある。2004年6月10日永眠(享年44歳)。(野村萬之丞記念館より)
マスクロードは日本から出発する21世紀(jì)のシルクロードである。
かつてのシルクロードは、ステップロード(草原の道)、オアシスロード(憩いの道)、シーロード(海の道)から成り立っていた。その三つが混ざり合った終著地が日本だった。それゆえ日本には多くのアジアの斷片がミックス文化となって殘っている。21世紀(jì)にはそれらの超過去の文化を超未來に向けて今日的に再生し、アジア中にお里帰りしたい。
アジアの時(shí)代を現(xiàn)実に見せてくれるものも何ひとつ現(xiàn)れて、そこでアジアの、ミックス?ファジー?シンプルという三つのキーワードを元に創(chuàng)造されたのが、"21世紀(jì)の見えるアジアの姿=マスクロードプロジェクト「真伎楽(しんぎがく)」"である。(真伎楽公演パンフレットより)
「中國國際放送局 日本語部」より 2007年11月2日
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