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河北省の緑化プロジェクト進展 黃砂防止に高い効果
発信時間: 2007-12-04 | チャイナネット

河北省承徳市豊寧県榔頭溝村に住む梁義臣さんの家では今夏、中庭に畑を作り、収穫した野菜を自分で食べることができた。黃砂被害の激しかった6年前には考えられなかったことだ。あの頃は一日中砂ぼこりと格闘する毎日で、庭はもちろん家の中も砂だらけ。野菜作りなどもってのほか、砂の混じらないご飯を炊くので一苦労だった。あれから6年、河北省が行ってきた緑化プロジェクトで、村の生活は大きく改善された。「新華網(wǎng)」が伝えた。

北京市と天津市を囲む河北省は、両市を黃砂の被害から守る障壁であり、黃砂の発生源でもある。なかでも北京市と天津市の北部に位置する張家口市と承徳市には、ハ上、ハ下、永定河という3つの大規(guī)模な砂地があり、黃砂発生源としての悪名が高かった。1999年の観測データでは、河北省北部の砂漠化面積は約183萬ヘクタール、北京市と天津市に黃砂被害をもたらす主要な発生源とされていた。

河北省では2000年から、「北京市?天津市黃砂発生源対策」や「退耕還林(耕地を森林に戻す)事業(yè)」など、黃砂被害に対処し緑化を推進するプロジェクトを続けている。榔頭溝村の緑化プロジェクトも2001年に開始、6年後の今は村のまわりを數(shù)百ヘクタールの林が覆うようになり、1千ヘクタール以上あった荒れ山も木々が青々と茂る林に変わり、黃砂被害は大幅に減少した。

統(tǒng)計によると、河北省では現(xiàn)在までに、北京市?天津市の黃砂発生源區(qū)域內(nèi)で130萬ヘクタール以上を緑化。森林面積は大幅に増加し、省面積の33.2%(2000年比6.5%増加)を占めるようになり、緑地面積も2000年比18.8%増の52.5%となった。河北省の緑化プロジェクトは高い効果を上げつつある。

※河北省の地名「ハ上」?「ハ下」の「ハ」は土偏に「貝」

「人民網(wǎng)日本語版」2007年12月4日

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