「北京の今年の春は、黃砂に襲われる天気が昨年より明らかに減り、黃砂にさらされない春がますます身近になってきた」と、中國內蒙古黃砂対策研究促進會の主席陳壽朋代表が語った。昨年の全人代會?政治協商會議で、陳代表は初めて「エコ?モラル」のコンセプトを提出し、「子供たちにエコ?モラルの理念を教えるべきだ」と提言した。その後一年間に、「エコ?モラル」をより多くの人たちに知ってもらうために、陳代表はおもに以下の仕事に取り込んできた。
1、「エコ?モラル教育読本」の編纂。この本の小學校版はすでに昨年10月に出版され、幼児版も今年上半期に出版される予定である。歌曲、ゲームなどの形で、自然への愛を子供たちの心に植え付け、環境保護の意識と習慣を身に付けさせることが目的。少數民族言語版もあり、蒙古語版がすでに出版され、チベット語版とウィグル語版も今年中に出版されることになっている。これは少數民族の人たちの環境保護意識を向上させるうえで、非常に重要な意義があると見られている。
2、「エコ?モラル教育をめぐる原稿の募集」活動。この活動は國家レベルのメディアと共同で行っており、毎日、各地からたくさんの原稿が屆いているという。
3、地域的な非政府組織の結成。國際社會の人力、財力、技術上のサポートを求め、共同で環境保護のプロジェクトに取り組むことが目的。2002年12月18日には、內蒙古高原黃砂対策研究國際協力組織が発足し、民間の資金と知恵を集め、內蒙古高原地帯の生態環境の復元に力を入れている。
「チャイナネット」2003年3月7日