山西省大同市の、第2次大戦中の舊日本軍の中國侵略に関する遺跡の中に、侵略の犠牲者が埋葬された穴「萬人坑」がある。山西大同煤鉱集団公司が所有する煤峪口鉱區の中に位置する。1937年10月から1945年8月、舊日本軍は同市に大同煤鉱株式會社を設立し、同市から石炭1400萬トン以上を略奪した。石炭1千トンを採掘するごとに労働者から平均4人の死者が出たという。特に1942年には、鉱區で伝染病がまん延して労働者の中に死者が増加した。舊日本軍は危篤狀態になった労働者や、労働力を失った労働者を、遺體とともに谷間や洞窟、廃坑に放置した。これが「萬人坑」となった。
寫真(上):犠牲になった鉱山労働者の慰霊碑
寫真:大同市の「萬人坑」に埋葬された中國人労働者の遺骨=6月15日撮影
「人民網日本語版」2005年7月4日