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在日中國人障害者:障害者福祉が充実している日本
発信時間: 2009-04-14 | チャイナネット

各観光地の入場料は障害者本人だけでなく付添い人1人も免除される。足に付けている器具は15萬円ほどするものであるが、障害者助成によって無料。自宅の電話や攜帯電話の通話料も半額になり、借りている都営駐車場も無料だ。また醫療費が全額免除となるほか、優先的に格安な都営住宅に入居することもできる。さらに自宅近くのほとんどの大型スーパーは、障害者に対して無料の宅配サービスを行っている。

 

しかし各種の優遇制度よりももっとうれしいのは、障害者にやさしい社會環境だと話す。工場の上司や同僚から近所の人たちまでみんなが親切で、これまで障害があるために差別されたことはないという。このような環境の中で、王さん自身の性格もしだいに明るく朗らかになった。

 

趙さん「物質面より精神的が大切」

中國殘留孤児である趙さんは1996年に夫と子ども二人と一緒に帰國し、埼玉県熊谷市に定住した。40を過ぎた頃に半身不隨となり、病狀は年々悪化して、今では車椅子で生活している。2年前に娘が結婚し、面倒を見てもらうのに都合が良いようにと、娘の住む千葉県に引っ越した。

 

趙さん夫婦は住宅と醫療費が無料のほか、障害者手帳を提示すれば公共交通機関に無料で乗車したり、無料で電話をかけられたりなどの優遇がある。また、毎月17萬円の生活保護は二人で生活するには十分の額で、経済的には満足している。日本の公共の場はバリアフリー設備が整っているうえ、駅員は車椅子の乗客の乗り降りを手助けするマニュアルを持っているため、電車に乗って外出するのも便利だという。

 

しかし、歳をとると食事や住宅だけでなく、精神面の充実がより重要だと話す。趙さんは動くのが不便であり、年齢的に改めて日本語を學ぶのも難しい。息子は學校の寮に入っていて身近にはおらず、娘婿は日本人。とても良くしてくれるが、言葉の面で意思疎通をはかることができず、娘が面倒を見に來てくれるほかは周りには中國人がほとんどいない。

 

動くのが不便であるため、一人で外出することはめったになく、家で中國語のテレビや新聞を見て気晴らしするほかない。中國に帰れば、少なくとも親戚や友人が身近にいるし、言葉の問題はないので、日本にいるよりは気持ちが晴れやかなのではないかと考えている。

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