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阿純孝宗務総長(右)と阿純章天臺宗圓融寺住持(左) |
7月1日、日本天臺宗の阿純孝宗務総長と阿純章天臺宗圓融寺住持一行は北京を訪問し、中華慈善総會の北京本部で中國青海玉樹の地震被災地に160萬円の義捐金を贈呈した。
阿純孝宗務総長はこの際、「日本でも、近年、神戸大地震、新潟県の大地震が発生し、被災地の再建などで中國を含む世界の多くの國から援助をいただいた。この恩に報い、また、全世界の不慮の災害に遇った人々を助けようとする天臺宗の「一隅を照らす運動」の一環(huán)として、青海玉樹地震被災地に義捐金を寄付したい」と語った。
天臺宗は、すでに、玉樹大地震が発生した直後、中國の赤十字會を通じて義捐金を寄付しているが、今回、わざわざ日本から北京に來て、さらに義捐金を贈った理由については、被災地の住民を勵まし「これからも元気で生活してほしい」という阿純孝総長をはじめ、多くの天臺宗信者の気持ちを表すほかに、今回のことをスタートとして、中國との友好や互いの助け合いの関係を強化することも目的としている。
中華慈善総會の李本公會長は「大きなな天災がある度に、世界の人が中國慈善総會を通じ援助をしているが、その中では最も多いのは隣國の日本だ。會長に就任して二年目を迎えるが、日本から直接、北京本部を訪れ、義捐金を寄付した日本の宗教組織は初めてだ」と紹介し、「非常に誠意が感じられる義捐金なので、ぜひとも被災地の再建に有効に使いたい。天臺宗からの視察はいつでも歓迎する」と話した。
「中國國際放送局 日本語部」 2010年7月4日
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義捐金の領収書をもらった阿純孝宗務総長 |