中日合作アニメ「最強武將伝?三國演義」は日本のテレビで放送されているが、読者の神沢優(yōu)希さんがそれに関する感想を「チャイナネット」に寄せてくれた。
最初に見たとき、アニメとは思えない完成度の高さに驚いた。これは子ども向けに作られただけでない。かつて、マンガや小説で三國志を知っている大人にも楽しめる內(nèi)容である。
まず、感動したのは人物だ。キャラクターデザインも描寫も素晴らしい。私は頭脳明晰でクールな諸葛亮が好きなのだが、その期待を裏切らないかっこ良さだった。日本の聲優(yōu)陣の聲も違和感なく、その人物をより一層引き立てるものとなっている。とにかく、どの登場人物もかっこいいのだ。女性が見たら、今の時代の男の人にはなかなかない「男の魅力」に戀するだろう。男性が見たら、「男の強さやロマン」に憧れるだろう。
そして、ストーリー展開に飽きないことも大事なポイントである。1話が25分程度と短く、原著に忠実な上に大事な部分だけを取り上げているので、展開が速くあっという間に見終える事ができる。最近、放送された第23話「赤壁?十萬本の矢」は、映畫「レッドクリフ」でも取り上げていた有名な話だが、アニメでも面白くまとめられていて、迫力のある映像に圧巻させられた。第1話の「桃園の誓い」も誰もが知る內(nèi)容だが、BGMも映像も綺麗で鳥肌が立つ。
このアニメはとにかくクオリティーが高く、ベテランも三國志初心者も楽しめる內(nèi)容であると思う。歴史ものが苦手な人でも、數(shù)々の「ドラマ」や「人間模様」、「人物像」に魅かれて、どんどん見続ける事ができるだろう。実際、私自身、橫山光輝さんが書いた漫畫「三國志演義」は途中で斷念してしまったのだが、このアニメは無駄な部分が一切ないので飽きが來ない。また、この作品は王道的な三國志でもあるので、三國志が気になっているが、どこから手を付けたらいいのか分からない人にはとてもお勧めの作品である。ここから新たな三國志ファンが増えていくことは間違いない。
中國の素晴らしい歴史が日本と中國を繋げる架け橋になると良い。そして、これを機に中日の合作ものがもっと増えたら面白い。アニメでもドラマでも何でも、中國の多くの素晴らしい歴史や文學(xué)作品には日本の人々を十分にひきつける魅力があるはずだ。今回の合作はまさしく中日の新しい「外交」の形を示してくれた。「三國演義」の続きももちろん楽しみだが、これから先、どんな中國文化が日本に旋風(fēng)を巻き起こすか楽しみだ。(神沢優(yōu)希さん)
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」 2010年9月13日