1.七里山の診療所で子供を脈を測る山崎さん(2009年12月16日撮影)
元日本兵の山崎宏さんが1日、済南市の自宅で103歳で亡くなり、生前の本人の希望により、遺體は中國での醫學研究のために獻體された。
山崎さんは1908年に岡山県で生まれた。中國にやって來たのは1937年で、その後、日本軍の軍醫になるが、日本の侵略戦爭を認められず、1938年4月に発生した臺児莊の戦闘中に脫走。戦後は山東省済南に居を構えて、七里山に診療所を開いた。そして日本軍の侵略戦爭の罪滅ぼしとして、週末に無料で診療を続けてきた。山崎さんが獻體の手続きをしたのは2004年で、山東省で外國人が獻體するのはこれが初めのケースだ。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2010年12月3日