英紙デイリー?テレグラフは９日、日本の６０歳以上の高齢受刑者は１０年間で２倍に増えたと報じた。日本では高齢者の犯罪問題がますます深刻になっており、受刑者も急速に高齢化しているという。

日本の刑務(wù)所によると、現(xiàn)在、６０歳以上の受刑者は１萬人を超え、全體の１６％を占める。刑務(wù)所はまるで老人ホームのようである。

増え続ける高齢犯罪者を収容するため、日本政府は1億ドルを投じて高齢受刑者専用の刑務(wù)所を３つ設(shè)立した。広島県尾道市の刑務(wù)所はフロア全體が高齢者病棟のように改造され、手すりも設(shè)置されている。これをモデルとし、他の刑務(wù)所にも普及させる見込みだ。尾道の高齢受刑者刑務(wù)所に収容されている６９人の年齢は６０歳から８９歳。

こうした高齢受刑者の半分は累犯であり、大半は刑務(wù)所に入るために萬引きやスリをして刑務(wù)所に戻ってくる。衣食のために罪を犯す人もいる。彼らは、刑務(wù)所では少なくとも住むところと３食が保証され、週に２回は風(fēng)呂にも入れると話す。高齢者の犯罪の増加は財政に大きな負擔(dān)をもたらすと同時に、高齢者に対する家庭の支援や配慮が欠如していることを反映している。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2010年12月13日

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