ロイター通信は先ごろ、「日本の海外買収冒険主義は賢明ではない」と題する論評を発表した。內容は以下の通り。
すぐに日本企業はこうした誤った道に陥りやすい。即ち、國內市場が落ち込むにつれ、海外企業を直ちに買収し、國際市場に參入することで國內市場の低迷によるマイナスの影響を抑え込もうとすることだ。長期的に考えれば、國內での買収活動を通してより競爭力のある企業を立ち上げるほうが、日本にはより理想的であり、株主にもよりプラスとなる。だが、多くの日本企業は事後にようやくこの點を認識することが間々ある。
殘念でならないのは、多くの企業にとって、彼らがこの點を認識した時にはすでに遅きに逸していることだ。トムソン?ロイターの調査データによると、3月の日本の地震と津波により日本企業のサプライチェーンは中斷され、企業の計畫は挫折し、利益は大幅に低下したが、すでに海外での買収に奔走し、買収件數は2010年同期の2倍に達している。年初から5月までの買収金額は過去最高の680億ドルを記録した08年を徐々に上回りつつある。