◇政策自體に矛盾
先日、米印防衛相とワシントンで戦略協議を行った野田首相が今度は中國訪問を終え、中日韓3カ國の経済協力枠組みについて言及した。日本はこの2つの枠組みをどう位置づけているのか?
これについて趙主任は、日本にとって、中國は當然非常に重要な隣國であり、かなりの重要性を持っているが、それと同時に日増しに強大化する中國を前に、中國に対する警戒心も強まっている。將來、いかに中國との関係を処理するか、日本の與野黨及び右翼には様々な意見がある。なかでも特に象徴的なのは、日本は同じ価値観の國との協力を強化するべきだという意見だ。この角度からだと、インド、豪州、米國など日本と同じ価値観を持つ國と連盟または一種の連盟體制を築くということになる。こうした意見は日本では比較的受け入れられるが、冷戦思想の産物でもある。
日本がこの綱を渡れば、最終的には行き詰ると趙主任は警告する。政治や安全保障問題面では米國、インド、豪州などの國と手を組んで中國に対抗したいが、將來正常な國に発展するには中國が不可欠な條件であることを日本はわかっている。こうした背景の下、日本の政策自體が相互に矛盾しているのだ。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2011年12月29日