インタビューを受けた2人
3月24日、東京國際アニメフェア2012の第10回東京アニメアワード表彰式が開催された。東京アニメアワードは、商用作品を対象としたノミネート部門、自主企畫を対象とした公募部門で審査が行われた。受賞作品は既に発表され、中國からは陳西峰氏の作品『Pig Sale』がグランプリを受賞したほか、中國伝媒大學のアニメ専攻の學生2人組の卒業制作短編アニメ『Happy Anniversary』が特別賞を受賞した。
今回の公募部門の応募総數は334作品と前年より若干減少したが、海外からの作品が増えるなどの傾向が見られた。內訳を見ると、中國93作品、臺灣59作品、フランス41作品、ドイツ27作品、韓國15作品と、中國からの応募が圧倒的に多い。
グランプリは20年以上のアニメ制作経験を持つ『Pig Sale』の陳西峰監督が受賞したが、2011年に卒業した程騰さんと梁帆さんが作った『Happy Anniversary』が受賞したことは、まだまだ若い中國アニメ産業にとって勵みとなっている。程騰さんと梁帆さんはこのほど、チャイナネットのインタビューに応じた。まだ若い2人がどのように良い作品を作ったのか、その経緯に注目したい。
チャイナネット(以下、記者):初めまして。まず、チャイナネットの読者に自己紹介をお願いします。
程騰(以下、程)さん:私たちは美術高校の同級生で、私は彼女(梁帆)を追いかけるために中國伝媒大學を受験して、一緒にアニメを學びました。大學2年生のときに正式に付き合うことになり、今回の卒業制作の発表日はちょうど私たちが付き合って2周年の記念日でした。ちなみに、こういう意味も含めて、今回の作品のテーマが生まれました。