このように、自國に自信があるカテゴリーにて、相手國への批判がなされるわけですが、中國人自身の感じる中國の政治的優位性、そして日本人自身が感じる日本の経済的優位性は、果たしてどうなっていくのか、というのが興味深いテーマなのだとおもいます。
中國人一般國民曰く「日本の政治はダメだけれど、中國の政治體制もなかなか舵取りが難しくなっているのではないか?」
日本人一般國民曰く「中國の経済はまだ発展途中だけれど、日本の経済は維持どころか大幅な下降にむかっているのではないか?」
???ということが將來、街角雑談レベルまで浸透してきたら、それぞれの國民が相手國ではなくて自分自身の國のことに考慮すべき目をむけたならば、そのときに改めて自身が謙虛になり、相手國への感情が別の方向に転換することになるのかもしれませんね。
國同士であれ、人同士であれ、相手の良いところや悪いところの変化ではなく、自分自身が強みとおもっていたアピールポイントが弱體化してきたときに、自身の考えが最も変革するタイミングなのだと考えられるでしょうね。
背徳の感はあれど、雑談に聞き耳をたてていると生の面白い情報が入るなぁと今回は思ったものでした(^^ゞ。
(中川幸司 アジア経営戦略研究所上席コンサルティング研究員)
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2012年5月24日