2012年から東アジア情勢は各勢力のかき亂しによって混亂を続けている。その極めて複雑な東アジア情勢に、強硬を主張する聲もあれば、緩和を主張する聲、対話による問題解決を主張する聲もある。國際関係の分野で大きな影響力を持つ「ソフトパワー」の概念を使って考えてみよう。「環球ネット」が伝えた。
ソフトパワーはハードパワーの効果ほど直接的ではないが、実際にその効果は伝統的な中醫のごとくゆっくりだが、根本的に治すことができる。ソフトパワーは心理的に働きかけ、一方の心理、感じ方、認知に影響してその政策を変える。
新興大國である中國の一挙一動は各方面からの注目を集め、それぞれに解読される。例えば中國が空母を青島の軍港に停泊すれば、日本は脅威を感じ、蘇巖礁をめぐり対立する韓國も緊張し、東南アジア諸國はほっとする。中國政府が中國の空母の発展はいかなる國も、特定の事柄も念頭に置いていないといくら繰り返しても、これらの國を安心させることはできない。そのため中國は東アジアでソフトパワーを示し友好國やライバルを安心させ、中國の臺頭によって外部の世界に招いた心理的ショックのバランスを取り、安全保障面における東アジア諸國の米國への依存を軽減し、より平和な東アジアの安全保障秩序を築かなければならない。