本日は日本の降伏記念日である8月15日。中國や韓國との関係の緊張を考慮して、安倍晉三首相と麻生太郎副総理兼財務相は8月15日に靖國神社を參拝しない方針を表明した。だが安倍氏は、閣僚の靖國參拝には干渉しないと明言してもいる。そして、新藤義孝総務相、古屋圭司國家公安委員長兼「拉致問題」擔當相、稲田朋美行政改革擔當相は本日靖國神社を參拝した。
過去20年間の8月15日に靖國神社を參拝した日本政界の要人をまず振り返ってみよう。
過去20年間の日本政界要人による8月15日の靖國神社參拝の統計表
■分析
1993年から2012年までの20年間に、首相在任中の8月15日に靖國神社を參拝したのは2006年の小泉純一郎氏のみだ。小泉氏は同年9月の首相退任後、2007年から2009年まで3年連続で參拝した。この他、首相経験者である安倍晉三氏、森喜朗氏、橋本龍太郎氏、羽田孜氏も參拝したことがある。このうち最も執拗なのは安倍氏だ。安倍氏は第1次安倍內閣(2006-2007年)終了後、2008年から5年間毎年必ずこの日に參拝した。森喜朗氏は2回、橋本龍太郎氏は1回、羽田孜氏は一回參拝した。
閣僚については、自民黨政権期はほぼ毎年7、8人の閣僚が參拝。一方、2009年から2012年までの民主黨政権期には2012年に2人の閣僚が參拝しただけだ。
■過去20年間の8月15日に靖國神社を參拝した日本政界の要人一覧