日本新華僑報網は1このほど、ヤマト運輸の山內雅喜社長へのインタビューを掲載した。山內社長はその中で、中國の強みは結束力と求心力と指摘。「大きな方向が決まれば、みんなで集中して全力でその方向に向かって努力する」と語った。一部の內容は次の通り。
◇クール宅急便サービスが中國市場で大人気
――2010年1月からヤマト運輸の「クロネコ宅急便」が中國の上海市でも宅急便サービスをスタートしました。中日両國のビジネス習慣は異なりますが、宅配サービスの日本のニーズと違う點はどういうところですか?
山內氏:中國の宅急便市場の規模は今後ますます拡大すると思います。すでに中國には本土の宅配會社が非常にたくさんあります。中國の宅配サービスで最もよくみられるのが、ネットで買った物を職場に屆けるケースです。しかしクロネコヤマト宅急便が中國市場に進出後、最も人気のあるのが生鮮食品を自宅にお屆けするクール宅急便です。
現在、我々は上海と香港で宅配サービスを展開しています。この2カ所の発展のスピードはほとんど同じです。中國のお客様は國際クール宅急便のサービスで日本の牛肉や北海道の蟹などを注文するのが非常に好きです。中國人の食文化を重視する性格的特徴が我々のクール宅急便サービスに新たな市場を提供しました。
◇中國で安全?安心への要求が高まる