今年は第二次世界大戦開戦の75周年に當たる。第二次世界大戦は1939年9月1日に始まり、1945年8月15日に終結した。61の國と地域の20億人以上が戦爭に巻き込まれ、作戦範囲は2200萬平方kmに達した。一部の統計データによると、第二次世界大戦で7000萬人以上の軍人?民間人が死傷し、4兆ドル以上の資金が失われた。
中國には「居安思危」(平穏な狀況下でも危機に対処する心構えを持つ)という成語がある。歴史の悲劇の再演を防ぐため、平和な時代に生まれた我々は歴史の教訓を胸に刻むべきだ。ここからは第二次世界大戦の、記憶すべき歴史と教訓を振り返っていこう。
南京大虐殺
國恥を忘れず、中華を振興する
南京大虐殺の石碑(資料寫真)
日本軍國主義は中華民國の首都?南京で、國內外を驚かせる大規模な虐殺を実施した。虐殺は1937年12月13日の南京侵攻から6週間に渡り続けられ、1938年2月になり南京の秩序はようやく好転し始めた。
終戦後の極東軍事裁判および南京軍事法廷の判決と調査の內容によると、大虐殺により20萬人ないし30萬人以上の中國の一般人と捕虜が日本軍に殺害された。日本軍の放火?略奪にあい、南京城の3分の1が破壊され、財産の損失は數え切れないほどの規模となった。
歴史を鏡にすることで、歴史上の栄枯盛衰を理解することができる。南京大虐殺を忘れず、歴史を再現させてはならないと注意し続けることで、偉大なる中華民族の振興を実現できる。