防衛(wèi)白書で「中國の脅威」を騒ぎ立てることは近年、日本の毎年恒例の行事となっている。計算に長けた日本は今年、この「伝統(tǒng)」を引き継いだばかりか、さらに南中國海の「野次馬」になろうとしている。

日本メディアは21日、2016年版防衛(wèi)白書の原案を発表した。同白書は中國が南中國海で「高圧的な行動」に出て、南中國海の現(xiàn)狀を変え、軍事化を既成事実化させていることを批判した。12日に南中國海仲裁案の結(jié)果が出てから、日本は最も大聲でわめき立てている國の一つで、その聲の大きさは當(dāng)事國のフィリピンを大きく上回る。新しい防衛(wèi)白書は、日本の騒音指數(shù)をさらに高めることだろう。

日本の輿論は最近、南中國海に注目している。中國の高圧的な姿勢を誇張することで、「南中國海の悪人」というレッテルを中國に貼り付けようとする、明らかな傾向がある。あるコメンテーターはさらに、忘れたはずの日本の歴史問題を思い出し、中國の仲裁拒否と1930年代の日本による中國東北地區(qū)の侵略を同列に論じ、「中國の現(xiàn)在の傾向は、當(dāng)時の日本の行為に類似している」と述べた。この勝手な言いがかりには、呆れて物が言えないほどだ。

中國社會科學(xué)院日本問題専門家の呂耀東氏は「アジア太平洋地域の安全環(huán)境が日増しに悪化しているというならば、それは日米同盟が一手に引き起こしたものだ。日本が逆にその責(zé)任を中國に押し付けようとは、非常に滑稽だ」と指摘した。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2016年7月22日