日本の神戸製鋼が、品質(zhì)検査データを再三改ざんしていた問(wèn)題の影響が広がり続けている。日本政府の高官は11日の記者會(huì)見(jiàn)で、神戸製鋼を名指しで厳しく批判し、「社會(huì)の信頼を取り戻すため最大限努力すること」と指示した。

　神戸製鋼は近年では世界最大級(jí)の企業(yè)スキャンダルに巻き込まれている。しかもこれは日本経済が低迷を続け、「日本」というブランドの地盤が各國(guó)との競(jìng)爭(zhēng)で緩んでいる時(shí)期に発生した。このスキャンダルは氷山の一角とされており、「メイド?イン?ジャパン」全體の信頼を損ねている。悪い時(shí)には悪いことが重なる、典型的な例だ。

　神戸製鋼は先進(jìn)國(guó)の成熟した企業(yè)であり、日本の「モデル企業(yè)」の一つと見(jiàn)ることができる。大きな背景を見(jiàn)ると、ハイエンド市場(chǎng)のコスト及び各種競(jìng)爭(zhēng)の圧力の重みに耐えきれず、自社の地位を支えきれなくなったため、データ改ざんが行われた。これは日本全體の「高き處寒さに勝へざらん」の縮図だ。一種の疲弊や內(nèi)出血のようなもので、日本の製造業(yè)はかくのごとしという印象を與えた。

　日本は人口と國(guó)土に限りがあり、資源も不足した國(guó)だ。前世紀(jì)後半の、世界経済で大活躍した時(shí)代は、本當(dāng)に過(guò)ぎ去ったのかもしれない。勤勉でこだわり抜く日本人は、當(dāng)時(shí)の世界発展の構(gòu)造と高度に合致し、潛在力を引き出し腳光を浴びた。日本の地政學(xué)的な経済力も、ピークを迎えた。

　こだわりを求める真面目な匠の精神、市場(chǎng)を勝ち取る信頼の重視。これは日本が得意とすることだ。日本製品は歐米市場(chǎng)から見(jiàn)下される低級(jí)品から、ミドル?ハイエンドの消費(fèi)圏に突入した。このすべての過(guò)程が、世界における日本のイメージを再構(gòu)築した。

　しかしいつからか、偽造や改ざんといったことが、日本社會(huì)に浸透し始めた。心を落ち著け自身の改善に努めていた日本は、より高い評(píng)価と厚遇を勝ち取ろうとするようになった。こうして不満と浮ついた雰囲気が、日本國(guó)內(nèi)で密かに拡散していった。

　神戸製鋼のデータ改ざんは個(gè)別のケースかもしれない。日産の無(wú)資格者による完成車検査、三菱自動(dòng)車の燃費(fèi)データ改ざんも、個(gè)別のケースかもしれない。しかしこれらの「點(diǎn)」は遠(yuǎn)くから見(jiàn)ると、ある種の論理の線を形成している。日本政治の隠蔽や改ざんとも、緯度のつながりを持っているようだ。日本の袖口が破れ、襟や裾にも破れが見(jiàn)つかったかのようだ。

　日本は依然として世界で最も発展した経済國(guó)の一つだが、その「神話」はとっくに崩壊している。「日本」というブランドにほころびが出始め、日本の競(jìng)爭(zhēng)力を形成する中核的要素が危機(jī)に直面している。日本はもはや、新興経済國(guó)には勝てない巨匠ではなくなった。

　日本に學(xué)ぶべきか、評(píng)価すべきか、あるいは同情し憐れむべきかは、何ともいい難い。日本は凡庸に甘んじず、自分の才能と脳力を上回ることをやってのけた。「失われた20年」は、日本が短い間の輝きを留めようと苦しんだ20年だ。日本は非常に複雑な心理を持つ國(guó)であり、世界は複雑な態(tài)度で向き合わなければならない。

　「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版（チャイナネット）」　2017年10月13日