シンガポール紙『ザ?ストレーツ?タイムズ』によると、日本が國內(nèi)初の量子コンピュータの試作機(jī)を発表し、量子コンピュータの競爭に加わった。量子コンピュータは速い演算速度、高い演算能力を有し、人工知能（AI）の潛在能力を発揮するのに極めて重要なものである。

　この試作機(jī)は日本の國立情報(bào)學(xué)研究所、通信大手のNTT、東京大學(xué)が共同開発。理論的に言って、演算速度はスーパーコンピュータの100倍だが、エネリギー消費(fèi)はわずか10分の1である。

　研究者によると、このシステムは都市部の渋滯問題を解決し、人が密集するエリアで數(shù)萬臺(tái)のスマートフォンと各基地局の接続を合理化し、化學(xué)物質(zhì)の正確な組み合わせを発見することで新しい薬品を開発することもできる。

　量子コンピュータと伝統(tǒng)的なコンピュータの違いは量子力學(xué)理論にある。0度以下の亜原子粒子（電子など）の計(jì)算に使用するため、多くの量子コンピュータは安定せずミスが生じやすく、その機(jī)能を発揮しきれない。

　日本が今回開発した量子コンピュータの試作機(jī)は長さ1キロ、光子の詰まった光ファイバー1本を使用し、光の特性を利用して高速演算を?qū)g現(xiàn)する。研究者によると、試作機(jī)は室溫で長期的に安定して作動(dòng)することが実験でわかった。また、イノベーションを促進(jìn)するため、開発チームは27日に同システムのテストを一般と研究者に公開する。プロジェクト責(zé)任者でスタンフォード大學(xué)大學(xué)元教授の山本喜久氏は、「試作機(jī)の性能をより高め、スーパーコンピュータが解決できない課題を解決する」と話した。

　研究者は現(xiàn)在、開発した「量子ニューラルネットワーク」技術(shù)を?qū)g行できるクラウドシステムを開発している。

　この量子コンピュータの発表により、日本は米國と中國が主導(dǎo)する量子コンピュータの世界競爭に加わったことになる。米國の量子コンピュータ分野への年間投資額は2億ドルで、中國は100億ドルを投資し量子応用研究センターを建設(shè)している。日本は今年4月、今後10年で量子コンピュータ分野に3億6100萬ドルを投資すると発表している。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」　2017年12月2日