2019年「全國両會」が開催中だ。全國両會は國內の人々から広く注目されるほか、世界が中國の政治?経済?外交情勢及び動向を観察する重要な窓口でもある。
「中國は両會の會期中に『外商投資法(草案)』を審議するが、私はこれに非常に期待している」日立建機(上海)有限公司の程暁明?董事総経理は中國網の獨占インタビューに応じた際に、「これは當社が中國で投資し、事業発展を推進する自信をより確かなものにする」と述べた。
中國市場は実に素晴らしい市場
日立建機(中國)有限公司は1995年、安徽省合肥市で設立された。1998年には中國の販売網の開拓に専念する日立建機(上海)有限公司が誕生した。
程氏は、中國市場は実に素晴らしい市場と考えている。中國市場の「素晴らしさ」は「量」だけではなく発展と多様化にある?!敢护膜问袌訾艘护膜蚊妞筏胜堡欷?、それは素晴らしい市場とは言えないだろう。一方だけに偏っていれば、企業にとっても進歩が難しい」程氏は、日立建機は中國市場での販売を強化する一方で、製品開発への投資をさらに拡大し、取引先の立場になり問題を考えるべきと判斷した。
程氏は「私は昨年9月、日立建機の取引先を訪問した。銅鉱業の企業で非常に専門的であり、毎日作業を終了するとフィルタエレメントを取り外し、洗浄してから再び取り付けていた。私は日本で設備メンテナンスをこれほど重視する取引先を見たことがない」と振り返った。
「當社の多くの技術は取引先の効率を上げ、質を保証する。例えばクラウド技術による管理だ。この取引先はデータを利用し、毎日の作業の進み具合をチェックしている。量だけではなく、質の効率を見る。中國の多くの取引先が日本の取引先を上回っていると言える。これが取引先の価値だ」
一帯一路の建設に積極的に參與
日本の安倍晉三首相が昨年10月に訪中した。安倍氏はそれに先立ち、公の場で一帯一路に積極的な姿勢を示していた。日立建機は日本企業の重要な代表者として、中國市場の掘り下げに力を盡くしてきた。また一帯一路の建設にも積極的に參與している。
「グローバル企業である當社は、全世界に兄弟企業とネットワークを持つ」程氏によると、日立建機は一帯一路の建設が、企業にとって非常に理想的なチャンスと見ている。企業內には一帯一路の建設に特化した部門がある。また代理業者に対して、プロジェクトの専門的な責任者を置くよう求めている。
程氏は例を挙げて、次のように説明した。日立建機は一帯一路沿線國の精製油の品質調査を行った。世界各地の品質が異なっているが、事前にその調査を行えばプロジェクト実施に有利であり、取引先も安心して機械を使用できる。程氏はまた、「一帯一路により、當社は海外でより多くのチャンスを生み出せる」と強調した。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2019年3月13日