7日、東京の新型コロナウイルス流行狀況は悪化し続け、感染者數はここ2カ月の最多を更新した。日本政府は東京都に4度目の緊急事態宣言を発出することを検討しており、オリンピックは「緊急事態」下で開催される可能性がある。
東京都の3度目の緊急事態宣言は6月21日に解除されたが、以降、感染者は日に日に増加し、7日には920人に達し、5月13日以來の最多を更新した。
共同通信社の報道によると、日本政府は東京都に緊急事態宣言を発出することを検討している。期間は8月22日までだが、東京オリンピックの閉幕日は8月8日である。東京都が4度目の緊急事態入りとなれば、最も影響があるのはオリンピックの観客問題だろう。國際オリンピック委員會のバッハ會長は7月8日に東京入りし、同日の五者會談に出席し、オリンピックの観客數について再度話し合うとみられる。
日本の菅義偉首相は內閣閣僚と面會し、コロナ情勢について話し合い、「感染拡大の防止に全力を挙げる」と述べた。また、8日に防疫専門家チームと話し合い、東京都に緊急事態宣言を発出するかどうかを決めると明かした。
政府の新型コロナウイルス感染癥対策分科會の尾身茂會長が同日、ウイルスは今も拡散期にあり、全國民がその深刻性を深く認識する必要があると述べた。世界保健機関(WHO)に長年在職経験がある尾身氏は、7月から9月は最も危険な時期であるため、政府にオリンピックと夏休みが來る前に斷固たる措置を講じるよう促した。
小池百合子東京都知事も同日、政府が首都の緊急事態入りを再発出することを望むと示した。
また、日本政府の官僚は同日、オリンピックの全競技を無観客で行うことを検討中だと明かした。尾身氏率いる感染癥対策分科會は6月に政府に対し、無観客開催が最も理想的だと提言した。
加藤勝信內閣官房長官は同日の定例記者會見で、菅首相が無観客で五輪を開催する可能性もあると発言したと述べた。
?中國網日本語版(チャイナネット)?2021年7月8日