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捨てられることを恐れる日本 米國(guó)との中國(guó)けん制で中日関係が迎える変化とは

中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版  |  2023-03-17

捨てられることを恐れる日本 米國(guó)との中國(guó)けん制で中日関係が迎える変化とは。

タグ:中日関係 中國(guó)けん制 中米 同盟

発信時(shí)間:2023-03-17 10:44:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

文=呉懐中?中國(guó)社會(huì)科學(xué)院日本研究所副所長(zhǎng)、研究員

 中日國(guó)交正常化後、二國(guó)間関係は常に日米同盟の影響と干渉を受けてきた。日本の戦略的な自主性に向上の流れがあり、中日米3カ國(guó)間のつながりが日増しに強(qiáng)まっているが、この干渉さらには規(guī)範(fàn)的効果は失われても弱まってもいない。日本の対外戦略の最優(yōu)先の目標(biāo)は日米同盟の安定で、これを前提とし自國(guó)の利益に基づき対中政策を決定?調(diào)整する。日本は大多數(shù)の狀況下、日米同盟関係の調(diào)整により日増しに重要になる「中國(guó)問(wèn)題」に対応する。日本の同盟の狀態(tài)に対する認(rèn)識(shí)と同盟に対する管理の結(jié)果は、その対中政策の調(diào)整及び中日関係の動(dòng)向に構(gòu)造的に大きく影響してくる。

 日米同盟の管理について、日本は多くの「準(zhǔn)同盟國(guó)」と同様、「巻き込まれる」と「捨てられる」というジレンマへの対応に取り組んでいる。日米同盟に過(guò)度に依存すれば、米國(guó)の対外戦爭(zhēng)に巻き込まれる、もしくは陥るリスクがある。その一方でより大きな自主権を目指せば、盟主である米國(guó)に捨てられるリスクがある。日米同盟及び中日関係に関しては、日本は時(shí)の流れに伴い、巻き込まれるリスクよりも捨てられるリスクの方を懸念する。

 2010年代以降、中國(guó)は世界が認(rèn)める発展の成果を手にし、中米の戦略的な実力と駆け引きの能力が均衡化に向かっている。これを受け日米同盟において弱い立場(chǎng)の日本は米國(guó)から「はめられる」、捨てられるという疑問(wèn)を一層払拭できなくなっており、常に潛在的な不安感を抱いている。

 同じ米國(guó)のアジアの同盟國(guó)である韓國(guó)、フィリピン、タイは常に、「巻き込まれる」リスクを非常に重視し、注意を払っている。ところが日本の行為は日増しに、「捨てられる」への対応に専念する苦境を示している。これは捨てられることへの恐れにより、立場(chǎng)の弱い同盟國(guó)が相殺?保険プランを講じるという同盟の理論の指摘と一致する。

 中日國(guó)交樹(shù)立から50數(shù)年に渡り、日本は対中関係を數(shù)回調(diào)整したが、これはいずれも同盟の狀態(tài)、つまり捨てられるリスクと関係していた。1972年に対中関係正常化を急ぎ、2019年に新時(shí)代の要求に合致する中日関係の構(gòu)築について中國(guó)側(cè)と「10の共通認(rèn)識(shí)」を形成したが、これは「ニクソンショック」や「トランプショック」と直接関係している。日米同盟は以前「トランプショック」により冷戦後で最も厳しい試練を迎えた。日本は同盟を堅(jiān)固にすると同時(shí)に、戦略的自主性に基づく行為を大膽に試みた。その中で最も注目されたのは、捨てられることへの深い疑問(wèn)及び懸念により、戦術(shù)的に中國(guó)に対して大幅な相殺?保険プランを講じたことだ。

 最近特に注目されていることだが、日本は米國(guó)の安全?外交?経済面の中國(guó)けん制に積極的に協(xié)力することで同盟を安定させると同時(shí)に、東中國(guó)海、臺(tái)灣海峽、南中國(guó)海の問(wèn)題を戦略的な駒として積極的に利用し、米國(guó)及び日米同盟に深い介入を働きかけようとしている。日本は以前のように中米の衝突に巻き込まれることを恐れるのではなく、むしろ煽り立て、米國(guó)にしっかり協(xié)力し、さらには軍事対立の前線に立とうとしている。結(jié)果的に日本全體の戦略的な志向が西に傾き、米國(guó)及びその主な同盟國(guó)に歩み寄り、中米日の三角関係のバランスがより失われている。日本の対中政策における消極的な要素が集中的に浮き彫りになり、中國(guó)けん制が日本の対中外交、ひいては外交全體の主軸になり始めている。

 現(xiàn)在の日本の中國(guó)に対する備えと警戒は、中日國(guó)交樹(shù)立後のすべての歴史的時(shí)期を上回ると言えるほどだ。岸田政権は人権外交、軍事モデル転換、経済安全、臺(tái)灣問(wèn)題、領(lǐng)土紛爭(zhēng)などの中國(guó)関連の政策で絶えず強(qiáng)硬な姿勢(shì)を示し、中日の食い違いと摩擦をさらに激化させ、二國(guó)間関係に大きな悪影響を及ぼした。日本の戦略的な米國(guó)一辺倒が顕著になり、重大かつ敏感な問(wèn)題をめぐり頻繁に消極的な動(dòng)向を示し、中國(guó)に対抗的な策を講じる一面が目立っている。この強(qiáng)硬で粗野な対応により、中日関係及び両國(guó)の交流は歴史的な「スタイルの変化」を迎えている。

 この関係の構(gòu)造において、2つの流れがすでに注視されている。まず、中米の戦略的な駆け引き及び中米?日米関係において、日本は「同盟による中國(guó)けん制」の基本構(gòu)造の形成を急いでいる。日本は対中関係を調(diào)整、もしくは改善のための余地を殘しているが、それはいずれも戦術(shù)的なものであり戦略的な変革ではなく、日米同盟の枠組みの拘束を逃れることはない。次に、日本は「捨てられる」という同盟の苦境を弱め、同盟関係を広めることによって、新たな安全の役割と防衛(wèi)の職能を擔(dān)っている。この戦略的な新たな方向は、日米同盟関係の屬性と構(gòu)造を密かに変えようとしている。その結(jié)果、中日関係ひいては東アジアの地政學(xué)的構(gòu)造が大きく変わる可能性が高い。

「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版(チャイナネット)」2023年3月17日

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